World Food Championships 2026
バーガー部門 決勝ラウンド出場作品紹介

10位|BLACOWS Ebisu
95.375点|Tatewaki Takano|日本・東京都渋谷区
テーマ:抹茶を基軸に、緑の味と香りをアメリカンバーガーに落とし込んだ逸品
BLACOWSが決勝に向けて開発したハンバーガー「HULK」。
京都府宇治産の最高級抹茶の豊かな香りを生かしたバンズに、山椒とカルダモンを加えたマヨネーズを合わせ、柚子とミステリー食材の赤ぶどうを使用したハラペーニョキウイジャムで、フルーティーな甘みと爽やかな辛味を表現した。主役となるのは、和牛と玉ねぎをすき焼きソースで一緒に煮込み、玉ねぎに和牛の旨味を染み込ませた味わい深い具材。パティには指定食材の「レガシーメーカー USプライムビーフ100%」を使用し、鉄板の上で優しくスマッシュすることで、香ばしい焼き目と牛肉本来の肉々しい食感を両立させた。
さらに、フレッシュなハラペーニョとミステリー食材の白ぶどうのスライスを加え、爽やかな辛味とみずみずしい甘みで和牛の濃厚な旨味を引き締めている。
抹茶やスパイスの芳醇な香り、和牛の深い旨味、フルーツの甘み、ハラペーニョの辛味を重ね、多彩な食材が一体となった、独創性と調和を追求したハンバーガー。

予選順位2位|WEBEA
予選98.75点|Rolando Lo Wong|パナマ
テーマ:パナマとアメリカの友好、両国の食文化の融合
パナマとアメリカの友好をテーマに、アメリカ南部のバーベキュー文化とパナマの食への情熱を融合させた一品。アメリカの食文化への敬意を込めながら、独自の発想で仕上げたハンバーガーだ。
指定食材の「レガシーメーカー USプライムビーフ100%」を使用したパティは、スマッシュ製法で香ばしく焼き上げたダブルパティ。その上には、クリームチーズ、アメリカンチーズ、パプリカ、ディジョンマスタード、ウスターソースなどを組み合わせた、アメリカ南部の伝統料理「ピメントチーズ」をトッピングしている。
さらに、ハラペーニョマヨネーズの辛みとまろやかさ、メープルベーコンの甘みを重ね、奥行きのある味わいを演出。ミステリー食材にはコーヒーを選び、メープルベーコンに加えることで、甘みの中に深みと複雑さを生み出した。
アメリカのバーベキュー文化と南部料理をベースに、パナマならではの個性を表現。両国の食文化が一つのバーガーの中で出会う、国境を越えた一品だ。

予選順位3位|ZESTY SALOON
予選98.75点|Joonhwan Yang(ヤン・ジュンファン)|韓国・ソウル
テーマ:韓国の伝統料理とアメリカの食文化の融合
韓国の伝統的な食文化をハンバーガーに落とし込み、アメリカのバーガー文化と融合させた一品。
韓国の食文化を生かしながら、アメリカの人々にも親しみやすく、楽しんでもらえるバーガーを目指した。
パティには、指定食材の「レガシーメーカー USビーフ」に神戸ビーフをブレンドした肉を使用。ごま油とローストガーリックを組み合わせたソースで香ばしさとコクを加え、さらにワサビソースを重ねることで、味わいにアクセントを生み出している。
玉ねぎのピクルスにはキムチを加え、韓国料理ならではの風味と酸味をプラス。コチュジャンのうま味と辛みが全体をまとめ、個性的な食材やソースに一体感をもたらしている。
ミステリー食材のマッシュルームは塩茹でし、パティに載せる事で秋らしい深みを添加した。
韓国の伝統的な味わいを生かしながら、アメリカのハンバーガー文化と融合させた、韓国らしい個性と親しみやすさを兼ね備えた一品だ。

予選順位4位|Cledis Burgers & Beer
予選98.375点|Shane Nasby|アメリカ・テネシー州ナッシュビル
テーマ:地元の秋の味覚を楽しむ、ブラウンバターアップルバーガー
テネシー州ナッシュビルを拠点とするシェフ、シェイン・ナスビーが披露するのは、秋の季節感と地元の味わいを楽しめる「ブラウンバターアップルバーガー」。自身のルーツと地域の食材への思いを込め、果実の甘みと肉のうま味を組み合わせた一品だ。
最大の特徴は、地元で収穫された新鮮なリンゴと、ミステリー食材に選んだ梨を組み合わせたブラウンバターソース。梨をすりおろしてジュースにし、リンゴとともにブラウンバターで仕上げることで、焦がしバターの香ばしさと果実の自然な甘みが広がる、秋らしい味わいを生み出している。
そこに合わせるのは、甘くカリカリに仕上げたメープルベーコン。バンズの下にはスパイシーピクルスを配し、果実の甘みの中にほどよい酸味と辛みを加えている。さらに、バーボンハラペーニョが刺激的なアクセントを添え、フライドオニオンのクリスピーな食感が全体に心地よいコントラストを生み出す。
地元の果実の魅力を引き出し、ブラウンバターの香ばしさ、メープルベーコンの甘み、スパイシーなアクセント、クリスピーな食感を重ねた、秋の訪れを感じさせるハンバーガーだ。

予選順位5位|Jesse James Foods
予選97.5点|Jesse Dorris|アメリカ・アーカンソー州
テーマ:秋の味覚とホリデーシーズンをイメージしたブラウンバターアップルバーガー
アーカンソー州から参戦したジェシー・ドリスが披露するのは、秋の訪れとホリデーシーズンをイメージした「ブラウンバターアップルバーガー」。手作りのブラウンバターアップルソースを中心に、リンゴの爽やかな酸味、香ばしさ、甘み、チーズのコクを組み合わせた季節感あふれる一品だ。
主役となるのは、ホームメイドのブラウンバターアップルソースと、甘く香ばしいメープルベーコン。さらに、リンゴの品種「キング・デイビッド」を使ったピクルスを加え、フレッシュな果実味とほどよい酸味をプラスしている。
そこに合わせるのは、フェタチーズとクレソン。フェタチーズのクリーミーなコクとほどよい塩味、クレソンのほろ苦さがリンゴの甘酸っぱさを引き立てる。リンゴ、チーズ、葉野菜の組み合わせは、アメリカのホリデーシーズンの食卓を思わせる構成でもある。
ミステリー食材にはオレンジジュースを選択。リンゴのピクルスに使用することで、柑橘の爽やかな香りと果実味を加え、味わいに奥行きを持たせている。
ブラウンバターの香ばしさ、メープルベーコンの甘み、リンゴの爽やかな酸味、フェタチーズのコク、クレソンのほろ苦さ。それぞれの個性を巧みに組み合わせ、秋の食卓やホリデーシーズンを連想させる、季節感豊かなハンバーガーに仕上げている。
予選順位11位|Chef Machete
予選94.5点|Chef Machete|アメリカ・テキサス州ヒューストン
テーマ:テキサスの食文化と豪快さを表現した「テキサス・クラウン(王様)」
テキサスの食文化に根付く肉のうま味と豪快さを、シンプルながらも独創的な構成で表現した「テキサス・クラウン」。肉の存在感を際立たせるため、生野菜をあえて使用せず、パティ、チーズ、ソース、そして独創的なクリスピーフライで構成している。
パティには、指定食材の「レガシーメーカー USプライムビーフ」を70%、和牛を30%の割合でブレンドした肉を使用。USプライムビーフの力強いうま味と、和牛の豊かな風味を組み合わせている。
最大の特徴は、指定食材のスパムを活用したオリジナルのクリスピーフライ。ジャガイモとスパムをそれぞれ細切りにし、コーンスターチをまぶして、和牛の牛脂で揚げ焼きにしている。ジャガイモの軽快な食感と、スパムの塩味やうま味を一体化させた、かき揚げを思わせる独創的なトッピングだ。
クリスピーフライの下にはアメリカンホワイトチェダーチーズを重ね、コクとまろやかさをプラス。ソースは2種類を使い分け、パティとバンズの間には黒ニンニクの甘みと深いうま味を生かしたブラックガーリックアイオリを使用。さらに、スモーキーな風味と甘み、ほどよい辛みが特徴のアンチョチリソースを合わせ、味わいに複雑さと奥行きを加えている。
肉の力強いうま味、チーズのコク、スパムとジャガイモのクリスピーな食感、そして2種類のソースが生み出す深い味わい。余計な要素をそぎ落としながら、一つひとつの食材の個性を際立たせた、テキサスらしい豪快さと独創性を兼ね備えたハンバーガーだ。

予選順位1位|Smashed N’ Stacked
予選99.25点|James Mann|アメリカ・アーカンソー州
テーマ:幼い頃のご馳走を再現した、進化版ダブルチーズバーガー
Opening Roundを1位で通過したアーカンソー州出身のジェームズ・マンが決勝の舞台で披露したのは、幼い頃の特別な思い出をテーマにしたハンバーガー。マクドナルドのダブルチーズバーガーをオマージュしながら、素材と調理技術にこだわり、ワンランク上の一品へと進化させている。
構成はあえてシンプルに、ダブルスマッシュパティ、アメリカンイエローチェダーチーズ、厚切りピクルス、バンズを組み合わせた。そこには、幼い頃、普段はシングルパティのハンバーガーを食べていた子どもが、特別な日に両親から「今日はダブルにしていいよ」と言われたときの喜びを再現したい、という思いが込められている。
最大の見どころは、パティの焼き方だ。指定食材の「レガシーメーカー USプライムビーフ」をボール状に丸め、鉄板の上で薄くスライスした玉ねぎとともに強く押しつぶす、オクラホマスタイルのスマッシュ製法を採用。肉の表面を香ばしく焼き上げながら、玉ねぎの甘みとうま味を重ねている。
さらに、アメリカンイエローマスタードを加え、ミステリー食材に選んだプロシュートと、あらかじめ用意したベーコンを刻んでパティにトッピング。豚肉の甘みやベーコンの香ばしさ、プロシュートの熟成されたうま味を牛肉と組み合わせ、シンプルな構成の中に深い味わいを生み出している。
焼き上げたパティにはアメリカンイエローチーズをのせ、2枚を重ねてダブルパティに。ボトムバンズには、カイエンペッパー、チョルーラ・ホットソースを合わせたスパイシーケチャップを塗り、ピリッとした刺激を加えている。さらに、厚切りピクルスの酸味とほのかな甘みが全体の味わいを引き締める。
誰もが知るダブルチーズバーガーをベースに、オクラホマスタイルのスマッシュ技法、ベーコンとプロシュートのうま味、スパイシーケチャップのアクセントを組み合わせた一品。幼い頃の懐かしい記憶を呼び起こしながら、素材の選び方と調理技術によって進化させた、シンプルだからこそ技術が光るハンバーガーだ。


