Hilton Masters 2025に審査員として参加

2025年2月18日(火)~20(木)の3日間にわたり、ヒルトンホテルグループの料飲コンテスト 「F&Bマスターズ 2025」 日本・韓国・ミクロネシア地区決勝大会がヒルトン東京ベイで開催されました。
「F&Bマスターズ」はヒルトンのアジア太平洋地域で始まり、日本・韓国・ミクロネシア地区では今年で9回目の開催となりました。所属部署を問わずヒルトンのホテルの全チームメンバー(総料理長、料理長、ペストリーシェフなど一部を除く従業員)を対象とした知識、技術と創造性を競うコンテストです。
今年は、各ホテルの予選大会を勝ち抜いた過去最多となる7ブランド30ホテル146名のマスターズ(達人たち)が料理・菓子・ソムリエ・バー・バリスタ・フォトの合計6部門で技を競い合いました。
今回の料理部門のテーマは「一品料理」と「ハンバーガー」。
しかも優勝したハンバーガーは全グループホテルで実際に販売されるという副賞付き!
ハンバーガーはホテル内のラウンジ、バー、レストラン、テイクアウト、ルームサービスなどと、販売場所や機会が多い為、全商品の販売個数の中で常に上位に食い込んでくる人気商品なのだそう。今回は当協会の代表理事である中島がハンバーガー部門の審査員として参加致しました。

大会開始前には、「ハンバーガー概論」と称して、ハンバーガーを構成するバンズやパティ、野菜の在り方、それぞれのエレメントの役割と効果などについてシェフ達にお話しさせて頂きました。

競技者は2時間半以内にハンバーガーと一品料理を3食ずつ完成させなければなりません。完成した料理を審査員に提供されたあとは、シェフ自らが作品の魅力について説明致します。独創的な食材の掛け合わせ、プレゼンテーションの美しさ、しっかりとした料理のコンセプトなど、ホテルシェフならではの素晴らしい料理美学が反映されたハンバーガーを目の前にし、審査は難航しました。
優勝はコンラッド東京コラージュの影山拓磨シェフ。

今回はビーフを超える美味しさを野菜で表現したいという思いで、ジャガイモをパティ代わりに、ナスで肉汁を表現し、味噌田楽をアレンジしたソースを使うことで、個性あるベジタブルバーガーで勝負しました。
プラントベースパティで主に使用される大豆由来の物ではなく、ジャガイモを主原料としながらも、「コロッケ感」は出さずに、あくまでハンバーガーとして仕上げる絶妙さが印象に残りました。おめでとうございます!